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【愛知】移住先の郷土料理はどんなものがある?6品をご紹介!

【愛知】移住先の郷土料理はどんなものがある?6品をご紹介! 移住先の選び方

こんにちは、移住ブロガーの松戸です。
今回は、愛知県の郷土料理についてご紹介したいと思います。

愛知県は、本州中央部に位置する東海地方の1県、名古屋市を中心に発展した工業都市です。
しかし、その一方で、豊かな自然や歴史、文化も持ち合わせています。
特に、食文化は非常に豊富で、日本全国から人気のある料理がたくさんあります。

そんな愛知県の郷土料理は、どんなものがあるのでしょうか?
今回は、食べたり作ったりしたことのある6品をピックアップしてみました。
それぞれの料理から、愛知県の文化や地域の特徴を読み解いてみましょう。

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愛知県全域:ふろふき大根

ふろふき大根とは、大根を米のとぎ汁で煮だして柔らかくしたものに、赤味噌で作った甘辛いタレをかけた料理です。
冬の定番メニューで、温かくてほっこりします。

ふろふき大根の名前の由来は諸説あるようで、一つ目は体に良いのに安くて経済的で「不老富貴」と当て字をしたという説と、漆職人が使っていた手法から「風呂吹き大根」と呼ばれたとあります。
どちらも歴史を感じる由来ですね。
また、この料理にも使われているように、愛知県では赤味噌を使った料理が多く見られます。
愛知県産の赤味噌は「八丁味噌」と呼ばれる赤味噌で、江戸時代初期からの伝統製法で作り続けられています。
濃厚でコクがあるのが特徴です。
この味噌を使って作るタレと、だし汁がしみ込んだ大根の甘みと相性が抜群です。

愛知県全域:きしめん

きしめんは、1mmの厚さに7mm~8mmほどの幅の平たいうどんのことをいいます。
茹でて出汁や醤油などで味付けした暖かいものが一般的ですが、冷やして食べることもあります。
この料理は、愛知県では「きしめん」と呼ばれますが、群馬県では「ひもかわうどん」と呼ばれることもあります。
どちらも刈谷市の「平打ち」がルーツと言われていrます。
通常のうどんより平たく幅があることで、汁がしみ込みやすくしっかりした味付けを好む愛知県民に親しまれたようです。
余談ですが、山梨県のほうとうとは別物らしいですよ。

名古屋市を中心に県内全域:鬼まんじゅう

鬼まんじゅうとは、食糧難の時代に米の代わりに主食として広まった小麦粉と芋で作った料理です。
「芋まん」や「芋まんじゅう」、「芋ういろう」と呼ばれることがありますが、鬼まんじゅうと呼ばれる由来は角切りにされたサツマイモのごつごつ感が鬼の角や金棒を連想させるからと言われています。
当時生産されていた護国芋という品種は、水っぽく美味しいと言えるような芋ではなかったため、美味しくなる工夫を凝らした結果、鬼まんじゅうが誕生しました。
そう考えると、当時の人々の知恵が詰まった立派な郷土料理ですね。
最近では、節分の日に鬼まんじゅうを食べる風潮もあるようです。

愛知県全域:かりもりの粕漬け

かりもりの粕漬けとは、明治時代から濃尾平野で栽培している「かりもり」という瓜の一種で、愛知県の伝統野菜に認定されている野菜を使った漬物です。
現在の生産地は、清須市や丹羽郡大口町がメインで堅瓜(かたうり)という名で出荷販売されています。
醸造業が栄えていた知多半島には、全盛期では200以上の酒蔵があり、その酒蔵から出た酒粕を使ってかりもりの粕漬けが作られていました。

漬物にしても触感がよく、カリッとご飯がもりもり進むことからかりもりと名づけられたと言われています。
近しい郷土料理で、「守口漬け」というものがあり酒粕で守口大根を漬けた名古屋名物があります。

西三河・東三河・奥三河地域:五平餅

五平餅とは、うるち米で作った餅を平らにした状態で串に刺し、赤味噌でコーティングした郷土料理です。
愛知県のほかにも長野県や岐阜県など中部地方の山間部にも共通した郷土料理です。
というのも、山仕事をしていた木こりや狩人などが、山仕事前の安全祈願のために五平餅を作って食べていたからです。
そのため、江戸時代中期ごろでは祭りや祝いの場でふるまわれていました。
現在は、行楽先の食べ歩きのお供として人気があります。

愛知県全域:味噌田楽

味噌田楽とは、木綿豆腐を竹串に刺し焼いた状態に赤味噌を塗り、表面を更に焼いて食べる郷土料理です。
田楽とは、農村で田植え時に田楽法師が田楽舞を踊っていたことからついた名前なので、串や棒が刺さったものが基本の形になっています。
地域によっては、豆腐以外にこんにゃくや里芋などを串に刺したものを田楽味噌という場合もあります。
昔の地域の風習を食べ物で引き継いでいるのは面白いですね。

まとめ

以上が愛知県の郷土料理についての紹介でした。
愛知県の郷土料理は、赤味噌(八丁味噌)を使ったものや、その時の時代あわせて工夫を凝らした料理が多くあり、歴史や文化が反映されています。
これらの料理を食べることで、愛知県の魅力を感じることができすよね。
もし機会があれば、皆さんも愛知県の郷土料理をぜひお試しください。

それでは、またお会いしましょう。